診療理念
診療理念
私たちの思い
それは、予防中心型歯科医療の提供で『虫歯になってから治す、痛いところだけを治す』のではなく『患者さんが虫歯や歯周病にならない口腔環境を作り、健康的な日々を送れるための医療を提供する』ことを診療の柱にしております。
予防中心型歯科医療とは、予防メインテナンスの重要性を患者さんにご理解いただき『歯が悪くならないようにお口の中全体を検査し、その原因を除去するやり方』だと言えます。
そして『健康を回復したお口の状態を生涯にわたり守り育てる』ことを当院は最大の目標としています。
診療方針
ひとりひとりに最適な医療を提供するために
ひとりひとりに
最適な医療を提供するために
1. 安心安全
安心安全とは、院内の治療環境を整えるということです。そのため日本の基準(クラスN滅菌器)を超えるヨーロッパ基準(クラスB滅菌器)を使用しています。患者さまのお口の中に触れるものは器具に応じて滅菌しています。ヒューマンエラーをなくすよう、タービン等は注油器を使用した後パッキングして滅菌しています。
2.確かな技術
歯科医師は、特に専門分野をもつ専門医が治療を行い状況に応じて各種専門医と連携を計ります。また、歯科衛生士、歯科技工士との細やかな連携によって、患者さんへ包括的な治療を提案、提供します。常に最先端の医療を患者さんに提供できるよう、スタッフ一同研鑽を重ねております。
3.メインテナンス
メインテナンスとは健康を守り育てることです。より安全でご安心いただける院内環境下で、詳細なデータにより診査診断を行い、しっかりした治療計画を立案し治療することによってお口の中の問題を改善し、健康になった口腔内を守り育てます。
当院の診療に対する考え方
むし歯と歯周病について
- むし歯と歯周病という歯を失う主な原因は誰でもほぼ完全に予防できること。
- この二つの病気は多くの病因因子からなっていること。
- この二つの病気は通常の感染症ではなく、バイオフィルム感染症であること。
- それぞれの病因因子のリスクのほとんどは既に解明されていること。
- それぞれのリスク因子はお互いに関係し合っていること。
- それぞれのリスク因子が患者個人個人で違うこと。
- それぞれのリスク因子は個人の人生のステージによって変化する場合があること。
- 従って、個々のリスク因子の軽減方法が個人で違うので、予防方法は集団において一律的でないこと。(歯を磨こう。甘い物を控えよう。など)
- 個人によって違う一つ一つのリスク因子は現在の日本の歯科医院の設備で簡単に計測できる環境にあること。
- 個人によって違う一つ一つのリスク因子を評価することは、従来の歯科医療に欠けていた検査と診断・評価のステップに時間をかけるために、今まで来院してすぐ治療に進むという方法よりその段階で時間がかかること(水道の蛇口がどこかを調べる作業)。
- 個人によって違う一つ一つのリスク因子を軽減することで、評価の後は無理なく無駄なく確実に簡単にむし歯と歯周病の予防が実行できること(水道の蛇口を閉める)。
- それらのリスク因子の複合的な相互作用も、総合評価して一つの数値や図で表す手段が既に研究者の経験から入手できていること。それによって経時的なリスク評価の変化や他との比較、フィードバックもできること。
- 一つ一つのリスク因子と総合評価によって、患者個人のホームケアがぴったりと的を射ること。
- バイオフィルム感染症の予防にはプロフェッショナルケアによる定期継続的な物理的破壊と除去が必要なこと。
当院では、むし歯と歯周病の個人のリスクに合わせた評価に基づいて、個人にオーダーメイドされたホームケアとプロフェッショナルケアの両輪で、一生を通じて自分の歯をほぼ100%残せるという事実を日本国民全員の知識とし、実践することを最終目的にしています。